ボストン旅行記2
<2日目>
ハーバードメディカルスクール*1にて旦那の同期と先輩と待ち合わせ。
……重厚な建物だなぁ。教育機関好きとしては、やはり萌えました。
旦那は、ここでハーバードの先輩方と旧交を暖めるためにお別れ。ひとりでてくてくとボストン散策を楽しみました。
最初のターゲットは、ボストン美術館。
ここの美術館……個人的にとても気に入りました!
モネやゴッホ、セザンヌなどの名高い名画、美しいたたずまいの建物。世界各地の美術や芸術を取り扱っており、各国の美が一堂に会した充実度。全米でもトップクラスの美術館と聞いていたのですが…(そして実際その通りだったのですが)
しかし何よりも、ここの美術館は……ユーモラスでした(笑)。
美術館の顔とも言うべき冒頭に出会うのが、「恍惚の表情の男性の裸体画」である段階で、果たしてここのコンセプトは大丈夫なのだろうかと心配したのですが、何故かここはそこかしこにツッコミどころが多い絵がとても多いのです。
「芸術的には優れているんだろう。ただ……正直に言え、これ絶対『あ。これ面白い…!』という視点で絵を選んだだろう……!!!」
と、リアルに20回くらいツッコミました。王道スタンダードというよりも、一癖ありそうな絵が多すぎる(笑)。
各国の美が一度に堪能できるわけですが、多種多様すぎてヨーロッパ絵画を堪能した次の部屋にエジプトのメンカウラー王の像があり、その隣の中国美術の部屋では男性がモデルとなって絵画教室が開かれている当たり……本当にカオス。いやー、本当に楽しかった!
個人的に必見はやはり日本美術。歌麿、北斎、春信、写楽の有名浮世絵師たちの作品が見られる上に、百人一首や物語のモチーフが多く見ているだけで楽しめます。
しかし改めて思うのは……英語の説明になった瞬間になぜあれほどニュアンスが変わるのか。
源氏物語の女三宮をモチーフにした『女三宮と猫』の絵の中*2で、「He played football in the garden」が「庭で蹴鞠をしていた」だと気づいた瞬間は、(Theyではなかろうかと思いつつ)笑いすぎて死にそうになりました。
刀や着物などの工芸品も充実しており、温度や湿度にもかなりこだわって保存されているのだそうですが……個人的には、そこかしこで思いっきり笑わせていただくことのできた最高の美術館でした。
ちなみにこの日、密かに念願だったバークリー音楽大学も散策。
写真を撮りまくる怪しい人になっていました。(笑)