ボストン旅行記3

 ※一部危険な(?)写真が含まれています。ご注意ください。
<3日目>
 またもや旦那が別の研究者と話す予定があり、再びハーバード大学へ。
 その研究室に旦那を置いて、ひとりでほてほて大学構内にあるハーバード大学自然史博物館に行ってきました。

 さて……ここが本当にすごかった。
 映画『ナイトミュージアム』の舞台になったNYにある「アメリカ自然史博物館」もリアルな表現に非常にこだわった博物館です。数や規模としてはやはりあちらが上でしょう。
 しかしここ「ハーバード大学自然史博物館」は………レイアウトにこだわらなかったという意味においてその比ではないと思います。
 敷地が決して広くはないのに、とにかくありとあらゆる動物や昆虫や人間や恐竜を見せようとした結果……空間活用や「見せ方」には注意が払われなかったようで、いきなりホルマリン漬けの謎の生き物と目があったりして死ぬほど驚きます。

 中を進んで行くと、とにかく充実しすぎている豊富な種類の剥製の量に驚くのですが…

 ガラスケースの中に多種多様な鹿。

 限られた空間内で世界中の動物たちの様々な種類を紹介しようとするため、ガラスケースも通路も天井までもが(天井にはシロナガスクジラの骨がぶらさげてありました)とにかく「ぎっしり」というイメージ。
 大学の博物館なので、レイアウトにこだわらないというのは当然かもしれないですが……

 何故ホワイトタイガーの展示の中に、孔雀が交じっているんだろう。
(写真では見づらいのですが、白虎の隣にいるのはクジャクです。)
 でも、百歩譲ってそれくらいは許すにしても……

 何故あざらしの隣に、イノシシを置いたんだろう……?
(写真では見づらいのですが、あざらしの後ろ側にいるのはイノシシです。ちなみに、その上にはもっと相関関係が謎なことに猿がいます。)
 ツッコミどころが満載すぎて倒れそうになりました。
 ただこちら、確かに色々な動物の種類を間近で見られる上に、鉱物や植物の種類も充実しており、子供は大喜びです。
 小さき少年は、目に前にある巨大なサイの剥製に大興奮でばんばんとガラスを叩きながら喜んでいましたし、クジラの骨に突進している子もいました。ガラスの中にいるヘラジカの剥製と目が合ってしまったらしく号泣していた少女もいましたが……いずれにせよ、多くの子ども達がなかなか楽しい時間を過ごしていたようです。
 色々な意味で、とても興味深い博物館だったと思います。


 ちなみに、最優秀インパクト賞は、間違いなくこの方でしょう。

 写真の奥の女性をご覧ください。
 この女性、展示物の説明や管理をしている学芸員のようなのですが………近寄ってみて叫びそうになりました。

 すいません……手の上で遊ばせているソレは何ですか?
 どう見てもても、むかでと芋虫を足してもっと頑丈にしたような巨大ダンゴムシ的な生き物が、女性の手の上をてくてくと歩いており……戯れている。
 写真を撮らせていただいた時のやりとり。
 学芸員「あら、彼女ったら写真だからってポーズをとってるわよー♪」
 「………ソチラ、女の子なんですか………?」 
 学芸員「んー、実際のところはわからないんけどね。」
 「(そもそもコレは何なんだあああ!と激しく自問自答中)」
 学芸員「ほら!でも、可愛いでしょ?私は女の子だと思ってるの♪」 
 「か、かわいい……!?(何も言えなくなった)」
 お食事中の方はご注意ください。
 以下、ポーズをきめてくれた「彼女」のアップの写真になります。

 ………ねぇ、これ何っ!!??