思い出す日々。
シンガポール時代の最後の1年、意気投合した後輩がおりまして。
彼女は現在もシンガポールで仕事中。一緒になって飲んだくれてもらっていましたが、仕事面において今も「生粋の後輩」と呼べるのは彼女だけではないかと思います。
そんな某I嬢と久々のSkype通話。
話題が盛りだくさんすぎていくら話しても話したりなく、ノンストップで喋りまくっていたところ。
………5時間半、経過していました(〃∇〃) ←
私の人生において、そもそもこれだけの長電話が初体験です。
センセーショナルでスキャンダラスでアヴァンギャルドで話が尽きなかったことと共に、何よりも懐かしくて……!思わず時を忘れました。
さて、シンガポールという国は、外食という面においては「安い・うまい・ビールが美味しい」という輝かしい三点セットの国です。
ホーカーという屋台街が各所にあるのですが、とにかくここのリーズナブルすぎた食事は今でも無性に恋しくて仕方なくなる瞬間があります。
以下は、このSkypeでの通話中、某I嬢から送りつけられた写真。
お腹が減っていたこともあり「嫌がらせかあああああ!」と送られてくる度に叫んでおりました。ワラビー(という名の人間の友人)と一部の読者さんにだけわかるだろうこの滾る思い。
せっかくなので懐かしの料理も、ちょっとご紹介させて下さい(笑)。
まずは……
定番中の定番、チキンライス。
鶏のスープで炊いたごはんに蒸し鶏がのっているとてつもなくシンプルな料理。屋台で食べると、大体これで2ドル50セントから高くて4ドルくらいかな。日本円で200円あったらお腹いっぱいです(笑)。
そして、麺の定番、福建面(ホッケンミー)。
これもものすごく安く、お値段150円から300円くらい。色々なタイプがあるのですが、写真のように黄色と白の麺がからみあっているものが私は大好きで。ちょっととろりとした焼きそばのような感じですが、妙に癖になる美味しさです。
シンガポール名物には「チリクラブ」などの高級な魚介料理や「フィッシュヘッドカレー」などの特徴のある料理も多いのですが、やっぱり恋しくなるのはこういういつも食べていた安いどこにでもある屋台料理。
これらを常夏のあの熱さの中でタイガービール(名高いシンガポールのビール)とともに食べる喜びは、何者にも代え難かった……!としみじみ思い出します。
ついでに、この某I嬢から頂いたこんな写真。
見事な青空とともに写っている高層ビル群は、通称シェントンウェイ。金融やIT産業などシンガポールを支える企業が密集している、まさに経済の要とも言うべき地域になります。
そして、真ん中に小さく写っているのが………見えますでしょうか?
シンガポールのシンボル『マーライオン』。
ああ、マーライオン氏も本当に変わりないようで。
決して大きくも迫力もなく、世界三大がっかりに数えられるこのマーライオン。観光名所としては根性なしとも言うべきインパクトのなさを誇る像ではあるのですが、実はだからこそとても愛着があり偏愛していたりします(笑)。
何となく地域に根ざした像(?)が恋しくなったので、もう少し暖かくなったら自由の女神にでも会いに行ってみようかと決心しました。
まぁ……自由の女神からすると、『マーライオンと一緒にするなああああああああああああ!』とさぞや憤慨されるでしょうが(笑)。