研究者の生態系。

 一応、文系だが修士卒。
 今も研究を続けている友人もおり(S井くん!応援してます!)、「研究者」という生態系を多少知っていたつもりである。
 そして今、私にとっての「研究者」といえば、言わずと知れたD氏である。
 一緒に暮らしてまだ2週間程度、しかし出会ってから既に10年目。話に聞いていた内容が、改めて「なるほど、こういうことだったのか…」とリアルに実感されることが多い。例えばそれは、D氏の1日の生活スケジュールである。

++++++++++++++++
☆D氏の基本的な平日のスケジュール☆

朝(8時から9時の間)
 死ぬほど嫌そうに起きる。
 しかし、朝食を食べると一応9時前には出勤。

昼(12時から14時の間)
 ふらふらと帰ってくる。
 (職場の隣が自宅という利点をフルに活用)
 昼食をぱくぱく食べて、少しだけ休憩。昼寝をする場合もある。 
 しばらくすると再び職場へ。今度は昼の出勤。

夜(18時から22時の間)
 基本的にいつ帰ってくるかは全く予測不明。 
 ふらりと帰宅して、夕食をもぐもぐ食べる。
 嫁と話したり、時間があると(滅多にない)テレビを見たりする。
 その後、少し休憩して再び出勤。今度は、夜の出勤(!)。

深夜(0時から4時の間)
 夜の出勤の時間次第で、帰宅時間が変わる。
 基本的には1時過ぎ。時折3時や4時。
 日付変更前に帰れると、とても嬉しそう(余りない)。そして倒れるように就寝。
++++++++++++++++++

 世間には、ワーカホリックな人種というものがいる。私も実はそのタイプだし、実際命をかけて仕事をしてきたようなところがある。
 しかしD氏の場合、仕事中毒という次元を超えて、「仕事の隙間に人生やっている」と言えばいいだろうか。世の中は、やはり広い。思わずしみじみと感じ入る。
 ……とりあえずさ、体をどうか大事に。