老朽化した何か。

 最近、D氏に「痩せないの?」的オーラを出されている。
 ある意味最もだ。私も別にぽちゃぽちゃした自分が好きなわけでなく、相対的にあと5キロほど痩せるとベスト体重に近くなる。式の有無は怪しいが、それでもこの立場として整えたい体裁的なものはやはりある。
 シンガポールにいた頃、食事制限で1ヶ月で3キロ落としたが、送別会三昧で一瞬で戻った。どうせリバウンドするし……と今回はスポーツで攻めてみることに決定。自分史上、何故か今ものすごく肌の乾燥が苦しいので、これ以上肌に悪いことをしたくないという気持ちもある。
 こうなると、やはり頼りになるのがヨガだ。
 自宅で簡単にできるし、ひとりで黙々と取り組める。

Beauty YOGA [DVD]

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 私のテキストは、コチラのDVD。
 ヨガにも色々な種類があるのだが、私が人*1から学んだことがあるのは「アシュタンガ」と呼ばれるパワーヨガだけであり、逆に言えば偶然出会ったそのヨガしかわからない。DVDを買う時も、それだけを目安に選んだ。
 他のヨガに比べてかなり激しい動きをするらしく初心者には向かないらしいが、ドタバタ(本当はしなやかな動きが求められています)するのでそれはそれで楽しい。個人的にはDVDを担当しているこの吉川めいさんがとても好みなので、目の保養を兼ねている。
 しかし、久々のヨガは……ああ、ものすごい。
 とても人に見せられないこの姿。かつて学んだ頃よりも確実に固くなった体は、軋むを通り越してもはや異音を立てる。
 「バキボキィッ!」
という異音が、人の方らから、まさか自分の体から出たものだとは到底思いたくない。思いたくないが、確かに自分の足の付け根から聞こえてくるのだ。
 ヨガをやりながら、心が穏やかになるというよりも、老朽化しつつある己に気づき何だかもの悲しくなった。高校時代立位体前屈プラス15センチという体は、健在を通り越してむしろ悪化しつつある。
 …………な、なんとかせねば。
 しばらく、奮闘せねばいけない事実が判明した。

*1:シンガポール時代、チャイナタウンにてステラという名前の先生から学んだ。もう少しきちんと学ぶべきだったと反省しつつ、今となっては懐かしくいい思い出だ。