難易度の高い話。
ニューヨーク散策シリーズ。
Chelsea(チェルシー)に行って来た。
実は随分前に出かけてはいたのだが、どう考えてもネタにしずらず日記に載っていなかったのだ。お蔵入り。しかし、よく考えれば「行った」という事実で多少のネタになることに気づき、写真を掘り出してみた。
このチェルシーという街、新鮮食材が豊富なマーケットや最先端のアートの街として知られているが、同時にある特徴のある地域としても有名である。
ヒントその1:カフェの店名にご注目頂きたい。
何故こんなカラフルな色合いで店名が表現されているのか。
ヒントその2:旗のカラーにご注目いただきたい。
虹色。
…………これで、おわかりになる方がどれくらいいるだろうか。
少なくとも、某大学K井ゼミの授業をうけた院のメンバーは確実にわかるだろうが、実はこのチェルシーという街……ニューヨーク最大のゲイ・コミュニティとして有名なのである。
「虹色」とはセクシュアリティの多様性を意味するものとして、ゲイ/セクシュアルマイノリティにおける象徴として位置づけられているのだ。レインボーフラッグを、別名「ゲイ・プライド・フラッグ」(ゲイの尊厳の旗)と呼ぶほどであるが、この街の各所にはその虹色をモチーフにした題材が見られ、彩られている。
さて、何故日記の「ネタ」にできないと思ったのか。
当初はチェルシーに寄った時、「あ、これは面白いかな」と思ったのだが、
↑ご覧頂ければおわかりになるように、あまりにもオープンで真っ当なゲイ・コミュニティなので、私が語るのはさすがに余りにおこがましいかと反省したのである。
ちなみに、この街の八番街(8th Ave.)は、マンハッタンで最も活気のあるゲイ・ストリートのひとつとして知られている。そんなにわかりやすくはあるまいと思ったが、わずか30分の滞在で2組の同性同士のキスシーンと遭遇。……なるほど。
余談ですが、来週末の日曜日、D氏とゲイパレードを見に行ってきます(予定)。