本を読む人。

 久々に愚弟からメールが届き、とても嬉しかった今日この頃。
 私のこの実弟はいっそミラクルなまでの個性派なのだが、最近堅気(?)になってしまい……さすがになかなかネタにしづらい。少しずつ己の道を歩んでいる様子なので、姐としても自重して静かに見守っておこうと思う。
 しかし、この弟と多分一番長く暮らしていた*1こともあって、お互いへの影響力と、趣味・嗜好の一致度はかなり小さくない。
 特に本の趣味に関しては、かなり私は弟のセレクトを信用している。『1Q84』以来ハードカバーを我慢してきたが、弟の今回のおすすめはほとんどハードカバー。再び手を出してしまいそうな自分が心配だ。嗚呼。
 ちなみに、街中で歩きながら本を読むのは……命にかかわることに気づいたので最近やめている。ところが、こんな人を発見した。

 「お、階段で読んでいるvvあはは、同類〜♪」
 と思って微妙に近づいてみたら。

 完全なる彫刻だった。しかも、よく見たら本ではなく書類束なのだが、これもきっちりと石造りで作られている。文字までしっかりと刻印されていた。
 その出来栄えにほれぼれしつつも…………何故、よりにもよってこんな彫刻をつくり、しかも表玄関に置いてしまったのか。その意図がどうにもこうにもつかめない。 

*1:姉と弟の2人暮らしという期間があったのです。