無気力流れ旅:その1
ある日ふと気がつくと…友人ワラビーがものすごくまめに日記を書いていて驚きました。普段私を越える筆無精にもかかわらず、どうしたワラビー!夏か、夏がそうさせたのか!!
余りにも驚いたのでちまちまと書き溜めていた日本での日記を公開。
三十路の女2人旅がどれほどゆるいものなのか…是非とも赤裸々な現実をご覧頂ければと思います><b
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日本滞在の間、ワラビーと久々のデート。
横須賀線の先頭車両待ち合わせという、時間を守らない我々にはかなり危険性の高い待ち合わせながら無事に合流。
ワ「おー」
私「よっ」
1年ぶりの再会を、感慨ゼロの一言で終わらせました。
このワラビーという方は怪しい人格の人々を呼び寄せること(彼女の仕事仲間運の悪さは凄まじいと思います)で定評があるのですが……今回も変な人を呼びました。
車両の座席の向かいのカップル!
普段そういう方々に全く興味がない私が「なるほど……『うざい(人生で8回目くらいに使った単語)』というのはこういうことか……」と思わず実感してしまうような凄まじいカップルでした。
うん、勉強になった((φ(..。)カキカキ
さて、とりあえずはワラビーリクエストの鎌倉に到着。
ワラビーの目的は「紫陽花」だったのですが、前日ネットで調べてみたら数日前に終了していたと判明。見事に本末転倒な目的地ではあるはずなのですが………「おやおや」の一言で解決。
そしてやっぱり、久々の鎌倉はとても良かった!
ちょっと裏通りに入って行ったあたりの、観光を頑張っている感じとちょっとレトロな感じの合わせ技がツボなのですよね。
通りすがりの手ぬぐい屋で一目惚れした手ぬぐいを自分用と実家用に購入するなどして、ふらふらと楽しみました。
ただ、平たくいって………暑い。笑ってしまうほど暑い。
ふらふーらと日陰を選びながら放浪して、とりあえず鶴岡八幡宮に到着。
地獄のような暑さの中、白無垢で結婚式をするカップルを眺めながら(風情はあったけど、本当に灼熱のような暑さの中のあの環境!)、参道の暑さに苦笑しかできずによろめきながらも何とか参詣クリア。
さて、この「鎌倉もこれから本番だぜっ」というところで、暑さが限界を迎えたワラビーより一言。
ワ「今日散策をすることに全く意義を見いだせない」
私「同感」
…………はっはっは、ということでひよりました!!
鎌倉まで行っておきながら「暑い」というわかりやすい理由で撤退。
まぁ、基本的に行き当たりばったりが信条です><b
結局、鎌倉をスルーして、涼しさを求めてホテルを予約しておいた横浜へ移動。ふらふらと彷徨いながらホテルまで移動したら、暑さとは違う意味で笑いがこみ上げてきました。
(↑実際にホテルの部屋から見える景色)
ホテルの部屋から見える無駄にムーディな雰囲気に目を丸くしていたら、ディナーに選んだホテル内のフレンチのレストランでの景色はもっとゴージャス。
窓際の海の見えるいい席に座らせてくれたのですが、私たちの後ろが2組とも瑞々しい恋人同士で……むしろ申し訳なくなりました(笑)。
ちなみに、どういう雰囲気だったかの参考までに、以下メニュー。
(食事前のテーブル。こっそり隅に写っているのがワラビーです。)
・アミューズ
・牛ロースのしゃぶしゃぶ仕立て、レフォールのクリーム
・ガスパチョ、帆立貝と生ハム、万願寺唐辛子の素あげ添え
・鮮魚シェフスタイル or食いしん坊の一皿(二種類牛肉の盛り合わせ)
・クレームダンジュ、さくらんぼのソルベを添えて
……実に美味、しかも雰囲気完璧☆なこの展開。
今回のこのホテルとディナーはワラビープロデュース。
彼女は奇しくも言ったものです。
「私ほんとうに、男だったら超モテる自信があるのに……。
腕をふるったコーディネイトも相手があおむし(※私のこと)となれば宝のもちぐさ……みなまで言うまい。」
いや、私も心からそう思ったよ(笑)。
男性諸君の皆様、横浜デートのプロデュースの相談は是非有袋類なワラビー嬢まで。
(後編は次回公開。)